「中国語を本気でマスターしたいけど独学では不安・・・」という方には、中国語教室に通いながら中国語を学ぶことをおすすめします。
中国語の基礎である発音や声調などを、はじめの段階でマスターすることは中国語を習得するうえでとても重要なことです。
そこで気になるのが、中国語を学ぶための「中国語教室」に関することです。日本全国にたくさんの中国語教室が存在しますが、そのなかでもよく話題になるのが「格安中国語教室」と呼ばれる教室です。
そこで今回は、格安の中国語教室に関する基本情報や、格安中国語教室に通うことのメリットやデメリットなどについて考えていきます。
目次
格安中国語教室とは?
中国語教室に通いたいけれど、「できればレッスン料金は抑えたい」と考える方が大半ではないでしょうか。
大手の中国語教室であれば全国各地に教室が点在しています。どこの教室に通ったとしても一定レベルのレッスンやサービスを受けられることがメリットですが、レッスン料金は比較的高いといったデメリットもあります。
その一方、今回ご紹介する「格安中国語教室」は、個人で開講していることが多いことから、大手の中国語教室に比べて「レッスン料金が破格の値段」になっていることも珍しくありません。
その名のとおり「格安」を宣伝文句にしていることから、レッスン料金だけをみれば「やはり得なのでは」と感じてしまいます。しかし、格安中国語教室に関しては十分検討してから選ばないと、せっかく通っているのにマイナス効果ばかり生じてしまうことがあります。
以下では、格安中国語教室に入るメリットやデメリットについてまとめています。
格安中国語教室のメリットについて
メリット① レッスン料金が安い
格安中国語教室の最大のメリットは「レッスン料金が安い」ということです。
「どのようなレッスンが行われているのか」、「講師の質は」といった疑問についてはさておき、何よりもレッスン料金の安さを重視したいという方にとっては格安中国語教室を選ぶことに大きなメリットを感じるでしょう。
しかし、ここで気をつけなければならないことが、安さを重視できる理由の背景にはいろいろなデメリットが生じる可能性があるということです。そのため、格安中国語教室に関してはメリットばかりに目を向けるのではなく、必ずデメリットもよく把握したうえで利用するかを慎重に決める必要があるのです。
メリット② 格安中国語教室は初心者に向いている
レッスン料金は安いけど、最低限の指導力を持つ講師がいる格安中国語教室を見つけることができれば、場合によっては中国語の基礎をじっくりと学ぶことができます。
正しい発音ができるネイティブスピーカーであり、且つ外国人に初級レベルの中国語を教える能力があれば、「初心者の方でも中国語の基礎を格安中国語教室で学ぶこと」ができます。
格安中国語教室のデメリットについて
デメリット① 講師の指導力の低さ
格安中国語教室の最大のデメリットは「講師の指導力の低さ」という点です。
実際に、格安のレッスン料金で成り立っている中国語教室の多くが、広告費や人件費を抑えることで料金を下げる工夫をしています。そして、人件費の削減に関しては「中国語を教えた経験が浅い中国人留学生が講師を担当する」ことも多いことから、指導力の質に関しては多くを望めないのです。
中国語を真剣に、そして正確に学びたいと思っている方にとっては、中国語教室で教わる講師の質がとても重要なポイントになります。講師の質が悪ければ、中国語を間違った解釈で覚えてしまう、基本的以上のことは学べない、といった悪循環を引き起こすことがあるためです。
デメリット② 中国語学習を続けられない人が多い
格安中国語教室のメリットである安さが、逆にデメリットになり得る点として「中国語学習を続けられない人が多い」ということにあります。
レッスン料金を安いことが影響して、一度レッスンに行かなくてもお金がもったいないという思考が生まれず、教室に通わない回数が徐々に増えて、しまいには教室に通わなくなってしまった・・・、という最悪結果をもたらすことがあるのです。
目標や目的などが定まっていない状態でただ単に中国語学習を続けていては、安いレッスン料金で中国語教室に通えたとしても結果的に学習が続かないということが起こり得るのです。
まとめ
格安中国語教室は「安い」ことが一番のメリットですが、そのほかに関してはデメリットになる可能性がとても高いということを利用するまえにしっかり覚えておきましょう。安さを重視するために格安中国語教室を選ぶという方は、高い学習効果に関してはそれほど期待しないほうが良さそうです。
「将来的に就職活動に活かしたい」、「仕事で使えるほどまで中国語をマスターしたい」というときには、指導にあたる講師の質が保たれている中国語教室であるかをきちんと見極めたうえで、きちんと定期的に通い続けることが大切だといえます。