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日本人が苦手とする「発音」や「声調」に関する中国語の特徴とは?

勉強方法や勉強をはじめたタイミング、勉強に費やせる時間など、勉強をする人の数だけ中国語学習の方法があります。中国語も日本語も「漢字」を文字表記に使っていることから、日本人の多くが中国語の読み書きを得意とする傾向にあります。

しかしその一方で、今回ご紹介する中国語の「発音」や「声調」に関しては、不得意だとしている日本人が大半であることも見過ごすわけにはいきません。

それでは早速、日本人が苦手とする「中国語の特徴」についていくつかご紹介します。

 

日本人が苦手とする中国語学習とは?

中国語は日本語と同じように漢字を用いる言語であることから、「英語を習得するよりも簡単なのでは」と想像される方も多いようです。もちろん、このような考えも間違っているとはいえませんし、不得意としている箇所はあってもその難しさも楽しんで勉強している人もいます。

その一方で、「中国語の習得は簡単だろう」とはじめた方のなかには、勉強しはじめたら難し過ぎて今にでも挫折しそうといった方も多いのではないでしょうか。それでは実際に、日本人が苦手とする傾向にある中国語学習の特徴についてみていきましょう。

 

中国語の発音は難易度高

日本人が中国語を勉強するにあたり、最も難しいと感じる苦手ポイントは「発音」です。

日本語の母音は5個であるのに対し「中国語の母音は36個」、日本語の子音は16個であるのに対し「中国語の子音は21個」です。

そして、日本語の発音は全部で51音あるのに対し「中国語の発音は全部で405音」あります。発音の数だけをみても、日本語と中国語では約8倍の差が生じているのです。

日本人は発音の数が少ない日本語を母国語としていることから、発音の数が多い中国語に苦手意識を抱きがちなのです。

 

発音にプラス声調も難易度高

発音の数が中国語よりも大幅に少ない日本語を話す日本人にとって、中国語の発音をマスターすることは非常に困難であるといえます。

そして忘れてはならないのが、難しい中国語の発音にはもう一つ「声調」がプラスされるということです。中国語の声調は標準語と定められている普通話だけをみても、全部で4つの声調、すなわち「四声」があります。405音の発音に加え四声が加わることで、より複雑化してしまい習得が難しくなるのです。

 

 


まとめ
日本人が最初に習得しなければならない中国語のスキルとして、今回ご紹介した「発音」や「声調」が挙げられます。

日本人が最も苦手とする発音や声調を基礎から身につけていないと、実践で活かせない中国語ばかり覚えてしまうことにもなりかねません。日本語には存在しない発音や声調が中国語には多いことから、日本人が苦手とするのも仕方のないことだといえます。

しかし、このような中国語の基礎である発音や声調をしっかり抑えることで「正しい中国語を覚えることができる」ことから、諦めずに地道に学習を続けることが中国語を取得するためには大切だといえるでしょう。