中国語を本格的に学び、中国国内の大手企業に就職したいという希望を持つ方にとって中国語は、「英語よりも必要になる言語!」といっても過言ではありません。
何も目的がないままで学習しても効率良く学習を進めるのは困難ですので、中国語に関連した試験への合格など、高い目標を立てたうえで学習をスタートさせるとより目標に向かって努力を重ねられるでしょう。
そこで今回は、どういった試験に挑戦しようか検討中の方に向けて「C.TEST実用中国語レベル認定試験」という中国語認定試験について、その基本情報や難易度などについていろいろとご紹介します。
目次
C.TEST実用中国語レベル認定試験とは?
「C.TEST実用中国語レベル認定試験」は、国際基準の中国語能力試験として有名なHSK(漢語水平考試)を開発した北京語言大学HSKセンター(北京語言大学漢語試験研究所)により新たに開発された中国語の試験です。
C.TEST実用中国語レベル認定試験は、実用的な中国語のレベルを図ることで、どれほどのコミュニケーション力があるかを測定することができる認定試験であり、特に中国国内でビジネスをしたいという方向けに開発された試験としても有名です。
試験実施の日程
C.TEST実用中国語レベル認定試験は、年に4回行われます。
受験制限はないことから、だれでも受験することができます。また、2017年度の試験会場は東京と大阪の全2会場です。C.TEST実用中国語レベル認定試験は、一年に何度も受験できるという特徴もあります。
C.TEST実用中国語レベル認定試験のレベル
C.TEST実用中国語レベル認定試験は、「ADレベル試験」と「Gレベル試験」という二つのレベルに分かれています。
だれでも挑戦できる試験ではありますが、「ADレベル試験は中国語学習時間が1000時間以上の方を対象としている試験」であり、「Gレベル試験は中国語学習時間が150時間から300時間の方を対象にしている試験」とされています。
学習時間の違いでレベルが分けられていることから、初心者の方であれば先ずは「Gレベル試験」に挑戦するとちょうど良さそうです。
C.TEST実用中国語レベル認定試験の出題内容
ADレベル試験とGレベル試験どちらも、「受験料は無料」であり、試験結果で出された点数によって各受験者のレベルの評価が分かるようになっています。
ADレベル試験にて出題される問題は、「リスニング」と「総合応用問題」です。
リスニングは、短い文章や長い文章を聞いたうえで、各設問に答えていく形式の問題です。総合応用問題は、穴埋め問題をはじめ、作文などの記述式の問題があります。
C.TEST実用中国語レベル認定試験の難易度
C.TEST実用中国語レベル認定試験はADレベル試験とGレベル試験と試験が分かれていますが、「最も難易度が高いとされるA級」は日本国内で有名な「中国語検定(中検)の2級から1級保持者のレベルに相当」するといわれています。
最大1000点満点の試験は、満点に近いほど中国語の専門性が必要とされるため、高い点数を取るためには長い期間勉強に励む必要があります。
まとめ
計画している期間内で効率良く中国語を学びたいと考えている方は、ぜひ中国語の能力を図れる中国語試験に挑戦してみてください。
試験への合格を目指すことは学習意欲にもつながりますし、段階的にレベルを上げていくためにも非常に効果的な挑戦です。
今回ご紹介した「C.TEST実用中国語レベル認定試験」は、中国語国内の企業への就職を目指している方におすすめの認定試験です。中国語の能力を試験結果で証明することができれば、希望する企業への就職も決して夢ではないはずです。