中国語教室BIZ

中国語教室BIZ
口コミ・評判を投稿しよう-

MENU

初心者の方必見!中国語の特徴について知っておきたい《ピンイン・四声・語順・文法・漢字》

,

中国語をこれからはじめて勉強する方は、いきなり勉強をし始めるより「中国語の特徴」を抑えたうえで勉強し始めたほうがより理解が深まりやすいでしょう。

今回は、はじめて中国語を勉強するという方に向けて、中国語の特徴に関する基本である「ピンイン」や「四声」、「語順」、「文法」、「漢字」といった確実に抑えておきたいことを中心にいろいろとまとめています。

 

中国語の特徴その1・ピンインとは?

将来的に「海外の支社で活躍したい」、「就職活動を有利に進めたい」、「外国人の友だちとスムーズにコミュニケーションを取りたい」、「海外のドラマや映画を字幕なしで観たい」など、語学を勉強する方によってさまざまな目的や理由があるのではないでしょうか。

昨今の中国経済の急激な発展を象徴するかのように、日本国内でも中国語を第二言語、または第三言語として中国語を習得しようという方が増加しています。

以下では、はじめて中国語を勉強するまえに知っておきたい「中国語の特徴」として、まずは「ピンイン(拼音字母)」についてご紹介します。

 

ピンイン(拼音字母)とは?

中国語を勉強するにあたり、これから何度も目にするようになる「ピンイン(拼音字母)」についてご紹介します。

「ピンイン」とは、中国語の発音の仕方を「アルファベット」で表記した文字です。中国語で最も重要とされる声調を示す発音記号のことをピンインといい、文字のうえには声調を表す記号がつけられています。

中国語を全く知らない外国人でも中国語を読むために便利なピンインですが、現在では中国国内の学校でもピンインを用いて学習を進めることもあるようです。

 

ピンインは辞書を引くときにも必要になる

ピンインは中国語の発音や声調を学ぶためだけに用いられるのではなく、「中日辞典を引くとき」や「パソコンや携帯電話を使うとき」にも必要になります。

たとえば、中日辞典を引くときにはピンインの表記記号であるアルファベットをもとに調べたい単語を引きますし、パソコンや携帯電話を使う際には中国語の入力や変換を行うときにピンインを用います。このような日常的なことでもピンインをよく使うので、中国語を学ぶうえでは確実にピンインを修得する必要があるのです。

 

ピンインを習得するには正しい発音を知ることが大切

中国語を学ぶうえで「ピンインを習得する」ことは必要不可欠といえます。

しかし、はじめて中国語を勉強する人が難しいと苦手意識を持つのがピンインの読み方でもあり、正しい読み方ができないがためにネイティブスピーカーに中国語が通じないという問題が起きてしまうのです。

ピンインを習得するためには、まず「正しい発音」を知ることが大切です。

ピンインはアルファベットで発音記号が表記されていますが、日本語読みでピンインを読んでも中国語の正しい発音とは全く異なっていることから、正しく読めているとは言えません。

このことからも、中国語を勉強するときにはピンインのアルファベット表記の発音の仕方をよく理解する必要がありますし、間違っても日本語のカタカナを使ってピンインを覚えるようなことはせず、中国語のアルファベット表記の発音を何度も繰り返し声に出して習得する必要があるのです。

 

声調記号について

「中国」という単語をピンインで表記すると、「中國=zhōng guó」というように表記します。発音を表すアルファベット上には、声調を表す「-」、「/」、「∨」、「\」という記号をつけます。

中国語の声調は「四声」と呼ばれる4つの声調を使って発音されます。四声を表す記号には「-」、「/」、「∨」、「\」という4つの種類があります。「-」は一声、「/」は二声、「∨」は三声、「\」は四声、といったように表記を使います。

アルファベットの読み方をはじめ、四声それぞれの違いを習得することでピンインを効果的に使えるようになります。

 

 

《ピンイン(拼音字母)のまとめ》

耳で中国語の発音を覚えることも可能ですが、正しい発音、そして声調を習得するためには「ピンイン(拼音字母)」を覚えることが非常に重要なポイントです。

中国語で書かれた文章を読み、意味を理解できるようになったとしてもネイティブスピーカーとの会話では全く通じないということがよくあります。これはピンインの発音の仕方や声調をよく理解していないことが原因であり、正しいピンインを覚えることは中国語を習得するためには必要不可欠なことだといえます。

 

 

中国語の特徴その2・四声とは?

日本語を母国語としている方が楽しく中国語を学ぶためには、中国語の特徴に関して深く理解することが大切です。日本語と同じく漢字を用いる中国語ですが、文字表記はすべて漢字というところが、ひらがなやカタカナを使う日本語と大きく異なるところです。

以下では、中国語を学ぶうえで大事になる「四声」についてご紹介します。

 

四声とは?

すべて漢字で書かれている中国語の表記は、特有の発音や声調を用いることで声に出すことができます。中国語をいくら勉強しても、ネイティブスピーカーとの会話が成立しないという場合に多いのが「正しい発音」ができていないことが原因です。

「四声」は中国語における「声調」の高低のことを指します。

四声と記していることもあり、中国語の声調には一声、二声、三声、四声という全部で4つの声調が存在します。

日本人をはじめ、外国人が中国語を勉強するには「ピンイン(拼音字母)」と呼ばれる発音記号を習得することが大前提として必要になる学習です。アルファベットで表記された発音記号には、声調記号である「-」、「/」、「∨」、「\」という四声表記が記されています。

 

四声の例

漢字の書き方や読み方、そして意味を理解していても、実際の会話で使おうとすると発音の悪さによっては言葉が通じないという問題が起きます。

中国語の声調をより深く理解するためには、四つの声調それぞれの特徴や音の違いをよく理解したうえで適切な声調を用いて発音することが何よりも大切なことなのです。

以下は、中国語の四声の例としてよく取り上げられる「ma」に関する声調の例をご紹介します。

 

一声(-)

ピンイン表記:mā
漢字:妈
意味:母、お母さん
声調の特徴:高い音でまっすぐ伸ばすイメージ

 

二声(/)

ピンイン表記:má
漢字:麻
意味:痺れる
声調の特徴:中ぐらいの音から高く上げるイメージ

 

三声(∨)

ピンイン表記:mǎ
漢字:马
意味:馬
声調の特徴:中ぐらいの音からやや低い音まで下げて、最後は上げるイメージ

 

四声(\)

ピンイン表記:mà
漢字:骂
意味:叱る
声調の特徴:高い音から低い音へと一気に下げるイメージ

 

アルファベットのmaを日本語では「マ」と読みますが、中国語の場合はアルファベットの発音に加え四つの四声が加わることから発音が非常に難しくなります。

 

日本人には難しい中国語の四声

日本語を母国語とする日本人が、中国語をはじめとした言語を学ぶときに必ずぶち当たる壁といえば、そう「発音」です。

日本語に使われる発音は全部で51音です。それに対し、中国語は発音だけでも「405音」あります。

中国語は405音ある発音に加え、さらに4つの声調が加わります。51音しかない日本語を母国語としている日本人にとっては、405音に四声が加わる中国語の発音を習得することはとても難易度の高いことなのです。

日本人はどの言語に対しても、文法や読み書きを理解するのは比較的得意だという傾向にあります。その一方で、中国語の発音が重視されるスピーキング力に関しては苦手意識を持つ傾向にあるようです。

ちなみに、欧米人にとっては漢字を知らないことから、中国語の文法や読み書きを習得することを苦手としている傾向にあります。しかし、発音が上手であることからスピーキング力の上達度はかなり速いようです。

 

 

《四声のまとめ》

中国語を習得する理由の多くが中国語を使ってビジネスをしたり、勉強したりということではないでしょうか。中国語を話す方とうまくコミュニケーションをとるためには、中国語の発音や声調を正しく覚えて習得することが何よりも大切なことです。

楽しく中国語を学ぶためには勉強を進める前に四声についてよく理解することが重要ですし、中国語の発音をマスターするためには必要不可欠な中国語の特徴だといえるでしょう。

 

 

中国語の特徴その3・語順

中国語の文法を習得するうえで「語順が一番重要」だということを覚えておきましょう。正しい中国語の「語順」を理解していないと、思っていることが相手にうまく伝わらないということがあるからです。

 

中国語の文法は語順が重要!?

日本語は語順が入れ替わって文法的におかしなところがあったとしても意味が伝わりやすい言語です。その一方で中国語は、単語の語順を入れ替えてしまうと全く違った意味の言葉になってしまうことから注意が必要なのです。

語順一つをとっても、中国語では全く相手に意味が伝わないといったことが起こるので、文法を勉強するときには常に「語順に意識して」勉強することを心がけましょう。

 

語順の入れ替えで意味が異なる例

①「我爱你」・・・私はあなたを愛している
②「你爱我」・・・あなたは私を愛している

 

①は、「私」が「あなた」を愛しているという意味の文章です。しかし、「我」と「你」という単語を入れ替えただけで、②では「あなた」が「わたし」を愛している、という全く違った意味になってしまいます。

中国語の語順は英語の語順によく似ていて、「主語+動詞+目的語」が基本です。

日本語は「主語+目的語+述語」という語順になることから、学習し始めのころは中国語の語順に慣れるのに少し時間がかかりそうです。

それでも日本人の多くは、学校で英語の基礎を学習していることから中国語の語順に関しても慣れればそれほど苦に感じることはないようです。

 

 

《語順のまとめ》

日本人が中国語を学ぶということは、それほど難しいことではないとされています。しかし、今回ご紹介したように日本語と中国語では「語順」が大きく異なるため、使い方を間違えただけで意味が通じなくなるため注意が必要です。中国語の語順に慣れるためには何度も復習を重ねて、慣れることが大切になります。

 

 

中国語の特徴その4・文法

日本人が多言語を勉強するにあたり、最も得意としているのが「文法」です。

義務教育の現場では英語を必須科目としていますが、文法に関しては他国に引けをとらない高い能力を持っているといわれるほどです。

漢字を使う日本語を母国語としている日本人にとっては、英語と同じように中国語の文法を学ぶことはそれほど難しいことではなさそうです。

それでは次に、中国語を勉強するまえに知っておきたい「中国語の文法」、に関してご紹介します。

 

中国語の文法の特徴

日本語と中国語は漢字を用いる点では似ていますが、日本語がひらがなやカタカナを併用するのに対し、中国語はすべての文字に漢字を使います。

以下でご紹介する「中国語の文法」に関しても、日本語と大きく異なる点がいくつかあります。たとえば、文法の「語順の違い」や「動詞」、「名詞」、そして「敬語」や「時制」などに関することです。

以下では、中国語の文法の特徴について日本語や英語との違いをもとにご紹介します。

 

中国語の動詞は変化しない

日本語や英語であれば、「食べる(eat)」という動詞が時制によって「食べた(ate)というように現在進行形や過去形、過去完了形、受け身と、動詞が変化するのが一般的です。

しかし中国語に関しては、「動詞は変化しない」という特徴があることから、「吃」という動詞は時制により形を変えることはありません。

そこで疑問が浮かぶのが、「中国語ではどのように時制を表記するの?」ということです。

中国語で時制を表すためには、以下のような時制を意味する単語を付け足すことで時制を表記しています。

 

《中国語の現在進行形》

「現在在」
日本語では、「今~している」という意味を指します。

 

《中国語の過去形》

「吃了」
日本語では、「食べた」という意味を指します。中国語では動詞は変化しないことから、動詞が過去形に変化することはありません。そのため、完了という意味の「了」という文字を動詞に付け足すことで動作が完了したことを示しています。

 

《中国語の未来形》

「我明天给你打电话」
日本語では、「明日あなたに電話します」という意味を指します。未来形を示すために、明日という意味がある明天を文章に付け足します。

 

中国語には複雑な敬語表現がない

日本語には尊敬語や謙譲語、丁寧語といった敬語表現があります。その一方で、中国語には「複雑な敬語表現がない」ということを覚えておきましょう。

日本では、話しをする相手によって敬語表現を使い分けますが、中国語では目上の方や年長者などに対して「尊敬の念を込めた言い回し」に変えて言葉を使い分けます。

尊敬や敬意を表すための表現で多いのが、あなたという単語です。

通常は「你」という単語を使い会話をするのですが、目上の方と話すときには「您」という単語を使います。

 

量詞は日本語と似ている

日本人が中国語単語や文法を学ぶうえで、比較的簡単だと感じるポイントが「量詞」に関わることです。

中国語は日本語と同じように、物の単位を表すために量詞が用いられます。

たとえば、日本語のりんご「二個」を、中国語ではりんご「两個」と書きます。日本語で「5冊の本」と書いた場合、中国語では「五本书」という表示で記されます。

 

 

《文法のまとめ》

中国語の文法は日本語と異なることもあれば、似ているところもあります。中国語を勉強しているとこういった違いに何度も苦しめられることがありますが、試行錯誤をしながら新しい言語を学ぶことは非常に大きな充実感を得ることができます。

 

 

中国語の特徴その5・漢字

中国語の「漢字」には二つの種類があります。

中国語を話す国、地域、民族など、それぞれに特徴のある中国語を使っていることから、場合によってはその言葉を中国語と呼ばない地域もあります。使う人の数だけ多様な種類の言葉が存在するのが中国語であり、どの種類の中国語を学ぶかによって勉強方法も大きく変わってきます。

以下では、中国語の特徴の一つ「漢字」についていろいろとご紹介します。

 

日本語の漢字と中国語の漢字の違い

「漢字」を読み書きに使う日本語と中国語ですが、使用されている漢字の種類はそれぞれ異なります。

日本語の漢字は一種類であるのに対し、中国語の漢字はおもに「二種類の漢字」が用いられています。

 

漢字の種類

日本語で用いられる漢字は「常用漢字」と呼ばれます。一方、中国語の漢字は「簡体字」と「繁体字」に分けられています。

簡体字は、複雑な書き方をした漢字を簡略化した漢字を用いています。繁体字は、古くから伝わる漢字の形をほとんど簡略化させない漢字が用いられています。ちなみに、日本語で用いられる常用漢字は合計2,136種類の漢字で構成されています。

 

中国語漢字の読み方は基本一つしかない

日本語の漢字には訓読みや音読みという二つの読み方が存在しますが、中国語の漢字は「読み方(発音)は基本一つ」です。

日本語の場合は漢字により訓読み、音読みがあり、送り仮名も発生することから、何度も読み書きすることで覚えていきます。

しかし、中国語漢字の読み方は基本的に一つしかないことから、日本語漢字のように単語で覚えるよりも、漢字一つずつの読み方や意味を暗記したほうが早く習得できます。

中国語の漢字の読み方は基本的には一つしかありませんが、中には2つの以上の読み方がある特殊な文字もあります。このような特殊な文字を「多音字」といいます。

 

 

《漢字のまとめ》

中国語をこれから学ぼうとしている方は、「中国語には二種類の漢字」があることを覚えておきましょう。

中国語をビジネスで使用するときには、簡体字を使うユーザー向けのサイトなのに繁体字で記事を作成しては意味がありません。同じく、繁体字向けのサイトなのに簡体字を用いてしまっては同じく失敗です。

日本国内で中国語を学ぶときは中国国内で標準語として制定されている簡体字が用いられますが、必要に応じてどちらの漢字を勉強するかを選択する必要があります。

 

 


まとめ

今回は、はじめて中国語を学ぶ方に向けて中国語の基本である「ピンイン」や「四声」、「語順」、「文法」、「漢字」について一挙ご紹介してきました。

いきなり中国語を勉強しようとすると、力を注ぐべきポイントが分からなくなりがちです。そういった時こそ、ここで取り上げた5つの特徴を中心に深く理解しようと心がければ、より効果的な学習ができるようになるでしょう。

はじめのうちは「どうしてこれらの特徴が重要なのか」と疑心暗鬼になりそうですが、少しずつ中国語を覚えて普段から使うようになると、このような基本が何よりも重要だと身をもって感じるようになるはずです。

戻る