これから「独学で中国語学習をしよう」と思っている方や「中国語教室で基礎を勉強しながら家では文法や単語を中心に勉強をしたい」という方は、「中国語学習に効果的な教材の選び方」を抑えておくと、より効果的な学習を行うことができるでしょう。
教材は、量があれば良いというものではありません。どの教材が自分に合っているのか、そして各教材の内容をどれだけ理解できているかが大切になります。
それでは早速、中国語学習に効果的とされる教材の選び方についてご紹介します。
中国語学習に効果的な教材とは?
中国語学習に限らず、語学を勉強する際には必ずテキスト教材が必要になります。
英語の次にテキスト教材が多く揃っているのが中国語であり、なかには中国語教材がずらっと並べられている書店もあるほどです。
中国語をはじめて勉強するという方に多いのが、とにかく人気の教材や売れている教材を全部揃えて満足してしまうというケースです。
勉強を始めるためには教材が必要になりますが、買って満足してしまっては意味がありませんよね。
そのため、これから中国語のテキストを購入しようと考えている方は、「中国語学習に効果的」とされる以下のような教材を選ぶことを意識していきましょう。
テキストは段階ごとに一冊ずつ準備する
たくさん教材を買い込んでも、実際に使うテキストは限られています。
そして、それ以外のものは購入したとしても、ほとんど使わないという状況も少なくありません。そのため、「テキストは段階ごとに一冊ずつ準備する」ということを念頭に置いて効果的な教材選びをしていきましょう。
「段階ごとに」というのは、中国語のレベルである初級、中級、上級に分けて、最初であれば初級編のテキストを一冊購入しましょう。また、レベルのほか発音や声調、文法、短文フレーズ、単語、そして検定試験対策用のテキストと、勉強を進める段階に分けて教材を一冊ずつ選ぶのも良いでしょう。
書店には、さまざまな参考書が販売されていますが、どれも同じ中国語に関する参考書であることから書き方は違えども内容は大体同じことが記されています。そのため、基礎や文法などそれぞれの段階に対して、「教材は一冊ずつあれば十分」です。
CDやDVD付きの教材
はじめて教材を購入するときには、できれば「CDやDVDが付属された教材」を選ぶようにしましょう。
発音や声調の練習をするときには、CDから流れてくる生きた中国語を聴くことができますし、DVDでは中国語の発声をするときの口の形をみながら、真似をすることで発音や声調の練習ができます。
中国語を独学で勉強するときに特に難しいとされる段階が、基礎である発音や声調の練習です。基礎の段階で誤った中国語を覚えてしまうと会話力やリスニング力が伸び悩む原因にもなることがあるため、このような付属品がきちんと付いている教材を選んで基礎をしっかり習得できるように工夫していきましょう。
模擬試験ができるテキストを選ぶ
テキストは段階ごとに一冊ずつ購入することがポイントになりますが、就職活動や仕事で中国語を使うときには「模擬試験ができるテキストを選ぶ」ようにしましょう。
模擬試験が体験できるテキストには、検定試験で過去に出題された「問題集」が入っています。テキストに問題集の回答や解説が詳しく書かれているものを選ぶようにしましょう。このような問題集タイプのテキストはこれまでに勉強した内容をきちんと理解できているかを確認するためにも効果的ですし、中国語レベルの実力を図るためにも有効な教材です。
そして、こういったテキストは一回終えたら終わりではありません。
一番大事になるのが、回答や解説を見ながらより理解を深めるということです。何度も何度も過去問に挑戦して、完璧に正解が出せるレベルに到達するまで繰り返し問題を解きましょう。
まとめ
中国語のテキストを無駄なく、そして効果的に使うためには今回ご紹介したような「テキストの選び方」がとても大切なポイントになります。テキストは何冊もあれば良いといいわけでもなく、一つのテキストを暗記するくらいまで何度も繰り返すことで中国語学習の効果をより実感することができるでしょう。