初心者が陥りやすい中国語学習に関する失敗例
中国語で会話したいと思ったことがきっかけで中国語の勉強を始めたいとは考えたものの、「何を始めてもいつも失敗してしまい結局続かない・・・」と不安に思っている方も多いようです。
しかし、そのような時でも諦めるのはまだ早いです!
今後こそは途中で挫折することがないように、そしてご自身に合った学習方法を見つけるためにも、以下のような「中国語学習で陥りやすい失敗」をできるだけ回避していきましょう。
中国語学習で陥りやすい失敗とは?
間違ったまま中国語を覚えてしまうと学習効果がでなくて焦りますし、ご自身に合わない学習法を続けていても効率よく学習が進められるとはいえないでしょう。中国語学習を続けるためには挫折につながるような失敗を避けながら、学習意欲が湧くようにご自身でモチベーションを上げていく工夫をすることも大切だからです。
聞き流しの学習法は意味がない!?
「聞いているだけで中国語が習得できる」ということは非常に稀なことです。
「聞き流し(リスニング)」の学習法が合っているという人もいますが、基礎をマスターできていない初級のうちから単に知らない言語をただ聞き流しているだけでは、単語が全く頭に入ってこないだけでなく、時間だけを無駄にしてしまう可能性があります。
そのため、中国語の発音や声調といった基礎をある一定のレベルまで身につけたあとで、聞き流しの学習法を取り入れたほうがより学習効果は上がりやすいですし、無意識でもすんなりと中国語が頭にインプットされるようになるでしょう。
資格の取得だけが目的になってしまう
中国語をはじめたきっかけに「資格取得のため」ということがよくあります。
それでも、資格を取得したあとは中国語を使って会話することを目的にしているのであれば、資格の取得だけをメインにした学習法では大きな学習効果は見られないでしょう。
資格を取得するための学習は、主に筆記やリスニング対策のための勉強が多くなります。そのため、会話力を身につけたいと思っているときには、資格の勉強のほかにも、中国語をたくさん声に出して発音し、積極的に中国語で会話をするといった練習が必要になります。
基本を越して会話を重視してしまう
とにかく会話力を高めたいと思っていても、焦り過ぎは禁物です。
会話力を高めようと中国語のフレーズをたくさん覚えてとしても、中国語の基本である発音や声調の練習を疎かにしては意味がないからです。
そのため、中国語の会話がネイティブスピーカーになかなか伝わらないと落胆してしまうのではなく、まずは中国語の基礎をきちんと習得してからスピーキング力を磨いていきましょう。発音や声調といった基礎を抑えることで新しく覚えた単語も、一度で正確な声で発音することも容易になるはずです。
同じテキストに固執した学習法
中国語を勉強しようと決めたときに、何冊も参考書を買ってきて結局全部終わらずに途中で挫折してしまうケースがあります。
一般的に、参考書に書かれている内容や書き方は違えども、内容や抑えるべきポイントとして書かれている内容はどれも同じことがほとんどです。そのため、何冊も参考書を購入するまえに、同じ一つのテキストを何度も繰り返し行うことが大切なことなのです。
しかし、ここでもやはり注意したいのが、「同じテキストに固執した学習法」になってしまうということです。何度も繰り返し一つのテキストを見返すことはとても大切なことですが、すでにその内容を習得できているといったときには、「新たなレベルを目指すために違うテキストに挑戦してみる」ことが大切だからです。
中国語の入門編であれば、たくさんの情報がいろいろと書かれている参考書の購入がおすすめです。そして、中国語の基礎をよく理解できたあとにはリスニング用のテキスト、リーディング用のテキスト、単語集、問題集など、各ジャンルに関する解説が詳しく書かれたテキストを一冊ずつ購入するのが理想です。
まとめ
ご自身に合わない学習法で勉強するということは、それほど効率が良いとは言えません。それに何よりも、間違った学習法で勉強をしてしまうと、学習効果がなかなか現れずに挫折する原因になることもあります。
今回ご紹介したような失敗を未然に回避することが大切になりますし、学習がうまく進まないときには一度立ち止まり今の学習法を一度見直すことも必要なことだといえるでしょう。