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会話力を重視する方向けの中国語学習法のススメ

資格試験や能力試験で活かせる筆記対策のための中国語学習ではなく、いまの時代は「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」といった4つ技能を総合的に身につけることが重要視されています。

そして、これら4つの技能をまんべんなく習得するためには中国語の基礎である独特な発音や声調をきちんと抑えているからこそ、正しく伝わる生きた中国語を習得することができるともいえるのです。

そこで今回は、「中国語で会話ができるようになりたい」という方向けに、毎日少しずつでも効果を得るために効果的な学習ポイントについてご紹介します。

 

会話力を重視する方向けの中国語学習法とは?

「会話力が高い人」というのは、中国語を総合的にきちんと習得している方ともいえますし、中国語の基礎が身についている方ともいえます。

中国語で話しができるように「会話力」を重視した学習法を取り入れたいというときには、以下のようなポイントを参考に学習を進めてみてください。

 

会話を重視してたくさん話す!

会話力を向上させるためには、とにかく人よりも多く「話す」ということが大切です。

中国語の基礎を抑えていても、どれだけ多くの知識が伴っていても、うまく実践でそれらを活かせないという時には話す回数が極端に少ないことが大きな原因かもしれません。

覚えた中国語の基礎が会話で活かされているかどうかは、ネイティブスピーカーと話をしたときにどれほどスムーズに会話を進められたかどうかで判断することができます。

話している内容や発音が相手にうまく通じていないと感じたときには、中国語の発音や声調といった基礎がきちんと身についていない可能性が高いでしょう。また、相手の話す言葉は聞きとれていても意味が分からないときには、中国語の単語や語彙力が足りないせいです。

このように「会話を重視してたくさん話す」ことにより、中国語学習の新たな課題を見つけることができますし、それらの課題に対してよりピンポイントにアプローチできるようになります。

 

会話力を向上させるには、やっぱり発音対策が必須!

中国語学習の全体を通していえることですが、会話力を向上させるには「やっぱり発音対策が必須」です。

中国語学習の初級から最終段階である上級まで、すべての段階において「発音対策」は何よりも重要なポイントであるといえるでしょう。どれほど中国語に関する知識が豊富でも、正確な発音を習得できていなければいつまで経ってもネイティブスピーカーが話すような生きた中国語に近づけることはできないからです。

 

会話ができる場に積極的に参加する!

中国語で会話ができるようになりたい人は「会話ができる場に積極的に参加する」ようにしましょう。

たとえば、地方自治体が主催する中国語教室に参加したり、中国語を勉強している人が集まるコミュニティーに参加したり、日本語を学びたいと思っている中国人留学生との交流会に参加したりするといったことです。

本場の生きた中国語に触れる機会を増やせるかどうかは、このような活動にどれだけ積極的に参加できるかによっても大きく差がでてくるでしょう。

 

単語や語彙力を増やす!

中国語の発音や声調をマスターしていたからと、会話力が自然に身につくわけではありません。その基礎をもとに会話力アップを目指すのであれば、だれよりも多く会話をして経験を積む必要があるのです。

中国語での会話を意識づけるためには、それと同時に「単語や語彙力を増やす」ということも意識していかなければなりません。相手が話す中国語は聞きとることができても、聞きとった内容が何を意味しているのかは分からないという場合には、知っている単語や語彙力が少ないことが原因だからです。

より深く中国語を学び、スムーズに会話を進めるためには、何よりも中国語学習を続けることが大切です。そして、会話力を向上させるためには新しい単語を毎日少しずつ覚えて、確実に語彙力を伸ばしていくことも大切なことだといえるでしょう。

 

 


まとめ

「中国語の会話力」を向上させることができれば、ネイティブスピーカーの友達やビジネス関係の人ともコミュニケーションを図りやすく、より円滑な関係を築くことができます。

会話力はテキストをただ眺めていたからと身につくわけではないので、中国語の基礎をよく深く理解したうえで「とにかく話す練習をする」、そして「話す機会をどんどん増やす」ということが会話力をアップさせるためにはとても効果的な方法だといえるでしょう。