世界的に中国語を話す人の需要が高まり、ビジネスの場面でも中国語を活かせるところが増えてきました。このような時代にあり、これから中国語を勉強しようかと考えている方はどのような勉強法が自分に合っているのかを強く意識しながら、効率よく勉強を進めることが大切です。
今回注目するのは、「中国語学習を独学で進める」ということです。独学で中国語学習をすることは、やはり人によってはメリットにもなり、デメリットにもなります。それらの内容を理解したうえで、「どのレベルまで中国語を上達させたいのか」、そして「自分に合う勉強方法はどれなのか」といった点までよく考えて、中国語学習が無駄にならないような工夫をしていきましょう。
独学とは?
自分一人で勉強をすることを「独学」といいます。
中国語の学習法の一つである独学は、中国語教室に通うのとは違って「自分で時間を決めて」、「好きなときに好きな場所で」、「好きなだけ勉強ができる」ことが特徴の勉強法です。
中国語を独学で勉強するメリット
<メリット>自分のペースで学べる
中国語を独学で勉強する最大のメリットは、「自分のペースで学べる」ということです。
人に時間を合わせる必要もないですし、空いている時間を見つけて勉強に取り組むことができます。
また、人といっしょに勉強すると「授業のペースについていけない」、または「ペースが遅過ぎる」といったデメリットが生じます。しかし、独学であればほかの人との間でそのような問題が起きることはないでしょう。
<メリット>経済的コストが少ない
独学で中国語を学ぶもう一つのメリットは「経済的コストが少ない」ということです。
学校に通うための学費やレッスン料がかからないことから、テキスト教材の購入費用だけで済ませることができます。
中にはテキストを買わなくても、インターネット上に掲載されている情報をもとに中国語を勉強している方もいて、全く費用をかけずに勉強をすることだって不可能なことではないのです。
<メリット>今すぐにでも始められる
独学なら「今すぐにでも勉強を始める」ことができます。
たとえば、インターネット上にある情報をもとにテキスト選びをしてみるのも良いですし、初級や入門編であれば少しの情報だけで十分勉強を始めることができるからです。
中国語教室やほかの環境で勉強するとなると、申し込みをしたり、時間を合わせたりと何かと時間がかかりますが、インターネットやパソコン、またはスマートフォンがあれば簡単に中国語を独学で勉強することができるのです。
中国語を独学で勉強するデメリット
<デメリット>間違った中国語の基礎を覚えてしまう
中国語を独学で勉強する最大のデメリットは「間違った中国語の基礎を覚えてしまう」ということです。
中国語で最も大切な「発音」や「声調」といった基礎を独学で完璧にマスターするのは非常に困難を極めるからです。そのため、正しい発音や声調を独学で学ぶためには、テキスト教材に付属されたCDやDVDを購入して、より正確な中国語を聴く、覚える、そして発音できるように努力を重ねることが大切です。
<デメリット>途中で勉強をしなくなる
独学で中国語を勉強していると、甘えが出てしまい「途中で勉強をしなくなる」可能性があります。
中国語教室で勉強をするとほかの生徒といっしょに頑張ろうという力が湧くものですが、独学をしていると、大きな理由や目的がないとモチベーションが下がってしまい、勉強を長く続けることが難しくなるのです。
まとめ
中国語学習をする際は、一般的には中国語教室で基礎から学ぶことが一般的とされています。
個人的に勉強を進める「独学」の場合は、自分のペースで仕事を進めることが難しいとされています。そのため、勉強を続ける理由がなければ、中国語学習を継続させること自体が非常に困難な場合が多いのです。
中国語教室で勉強することにも、もちろんメリットやデメリットがあります。そのため、それぞれの特徴などを踏まえながら、自分に合った勉強場所や方法を選択していくことが大事になります。