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中国語とは?世界で最も母語話者の多いって本当?

世界には6千にも及ぶ言語が存在するといわれていますが、世界で最も母語話者の多い言語といえば「中国語」です!

中国語といえば中国で話されている言語といったイメージが強いですが、実際には中国国内に限らず、さまざまな国や地域で使用されている言語でもあるのです。

世界共通語として名高い「英語」を母国語としている人口は世界で約5億3,000万人存在するのに対し、「中国語」を母国語としている人口は、なんと「約13億 7,000万人」存在するとされているほどです。

そこで今回は、中国語に興味を持っている方やこれから中国語を勉強しようかと検討している方に向けて、「中国語の基本情報」をご紹介します。

 

母語話者が世界一の「中国語」とは?

日本国内で認知されている「中国語」の多くが、中国(中華人民共和国)国内で用いられている言語を指します。

読み書きに漢字を使用する言語であることから、日本語と似ているような感覚を抱きますが、実際には日本語と中国語では文法構造をはじめ発音や発声方法が大きく異なるということを覚えておきましょう。

 

さまざまな国と地域で使われる中国語

中国語は母語話者の人口が約13億 7,000万人と世界一を誇りますが、中国語を第二言語としている人の数は約2億人とされています。

中国をはじめ「香港」や「台湾」、「シンガポール」、「マレーシア」、そして「少数民族が点在する地域」など、さまざまな国や地域で暮らす方々が母国語として中国語を使用しています。

 

中国語の歴史について

世界中の地域や国の人々に使われている中国語は、非常に古い歴史を持つ言語としても有名です。

その歴史は、古代漢語が使われはじめた紀元前15世紀頃まで遡り、日本語で用いられる漢字の原形とされている「甲骨文字」が使われるようになったのもこの時期だとされています。

その後、中国語は時代の移り変わりとともに中期漢語、近代漢語、そして現代漢語と呼ばれる現在に至るまで、長い時間を人類ともに歩んできた言語でもあるのです。現代漢語と呼ばれる中国語が使われ始めたのは、1911年の辛亥革命前後とされています。

日本国内で中国語を学習するときには「標準語(中国語では普通话と呼ばれる)」と呼ばれる言語を用いることが一般的とされていますが、この標準語が制定されたのは今から60年ほど前とされています。

 

普通话(普通語)が普及している現在の中国語

中国で公用語として制定されている標準言語を「普通话(以下、普通話)」といいます。

現在の中国の学校教育や新聞、テレビニュースなどでは一般的に、普通話が用いられています。

標準言語として定められている普通話ですが、中国国内では読み書きに「簡体字」が用いられるのに対し、台湾や香港などでは古い昔から用いられてきた「繁体字」が読み書きに用いられるといった特徴があります。

中国の首都である北京で話される方言を「北京語」と呼びます。しかし、この北京語はよく標準語だと勘違いされることが多いのですが、実際には北京語は中国語の方言の一つであり、厳密には標準語ではないので気をつけましょう。

 

 


まとめ

今回ご紹介した「中国語の基本」ですが、歴史や言語の種類だけをみても非常に奥深い言語であることが分かります。

これから中国語を勉強するという方は標準語である普通话(普通話)を学ぶことになります。勉強を始めるまえには中国の歴史や言語の種類などを抑えておくと、より踏み込んだ中国語学習を行うことができますし、勉強をすることに楽しみを感じることができるはずです。