【こどもの語学学習】中国語におけるバイリンガル教育とは?
一つのみの言語を習得している人のことをモノリンガルといい、国土全体が海に囲まれている日本ではほとんどの方がこのモノリンガルに当たります。
その一方で、世界的にも国際化が進むなか、母国語のほかに第一外国語、そして第二外国語を学び、それらを実際にマスターしている人も珍しくないグローバルな時代に突入しています。
そして、こどもが小さなときから言語学習をさせて、複数の言語を使い分けられるようにするのが「バイリンガル教育」なのです。
そこで今回は、「中国語におけるバイリンガル教育」についてご紹介します。
バイリンガル教育とは?
「バイリンガル教育」とは、状況に合わせて二つの言語を使い分けて話す能力を養うための教育法です。
世界中には、英語と中国語、英語とフランス語など、いくつかの言語を使いこなせるバイリンガルの人も少なくありません。島国である日本でバイリンガルと呼ばれる人はそれほど多くはありません。しかし、二つの言語を話せるようになれば、こどもの将来にとってもさまざまな選択肢が増えるきっかけにもなることから、積極的にバイリンガル教育を取り入れている家庭や学校が増えているというわけです。
中国語とバイリンガル
中国語とほかの言語を使い分けられるようにバイリンガル教育が受けられる機会をこどもに与えたいというときには、小さな頃から二つの言語に触れられるスクールに入学するのが一番です。
午前中は中国語で勉強を進め、午後は日本語や英語を使った勉強を進めるなど、スクールによりさまざまなカリキュラムがあります。バイリンガル教育を受けたことで二つの言語を状況によって使い分けることができますが、場合によっては中国語をメインにしている人、または英語をメインにしている人など、どちらか一方により精通しているバイリンガルの方が多いように見受けられます。
中国語バイリンガルのレベル
日本語のほかに、中国語を習得してバイリンガルを目指すためには、どのレベルのバイリンガルを目指すかによっても目的が異なります。
中国語を母国語とする国で生活するために中国語のバイリンガルを目指すのであれば、生活で必要となる日常会話や話しが通じる程度の中国語を習得できれば大きな支障はありません。
また、家では日本語を話すとしても、学校では中国語を使って勉強をするという場合には、会話力のほかにも読み書きができるレベルまで中国語を習得する必要があります。
バイリンガル教育では同時に二つの言語学習をすることから、中国語をメインで学習している人と比較すると若干能力に劣ることがあります。しかし、中国語で生活をする上では問題ないレベルの中国語を有していて、ビジネスでも中国語を効果的に使い分けることができれば、将来の選択肢をより広げられる中国語バイリンガルになることができるでしょう。
まとめ
今回ご紹介した「中国語のバイリンガル」は、状況に合わせて二つの言語を使い分けることのできる人のことを指します。日本語を母国語とする日本人でも幼いころからバイリンガル教育を受けることで、中国語を状況によって使い分けられるようになります。日本語と中国語をどちらも話せるバイリンガルの存在は、日本国内に留まることなく世界中で需要がある人材といえるでしょう。