「日本人講師」から中国語レッスンを受けるメリットやデメリット
発音や声調など、中国語の基礎をしっかり学ぶという点では、「ネイティブスピーカーの講師からレッスンを受けたほうが安心なのでは」と考えている方も多いようです。
しかしここで注意したいのが、「決してネイティブ講師だけが良いとは限らない」ということです。
中国語教室に通う人によってはネイティブ講師よりも日本人講師にレッスンを受けたほうが、より効果的だということがあります。そのため、ネイティブ講師と日本人講師それぞれの特徴やメリット、デメリットをよく理解しておくことが大切です。
そこで今回は、「日本人講師から中国語レッスンを受けることのメリットやデメリット」についてまとめています。
日本人講師から中国語レッスンを受けるメリットやデメリット
中国語教室では、希望によってはネイティブ講師に限らず「日本人講師」から中国語レッスンを受けることができます。
母国語ではないにしろ、中国語をマスターして指導力を磨いた日本人講師がレッスンを担当するため、人によってはネイティブ講師よりも日本人講師のほうが合っているという場合があります。
メリット:ネイティブ講師にくらべて低価格
日本人講師は、ネイティブ講師に中国語レッスンを受けるよりも「レッスン料金が低価格」といったメリットがあります。
中国語学習にかかる費用をできるだけ抑えたいというときには、日本人講師から中国語レッスンを受けたほうがそういった希望を叶えやすいといえます。
レッスン料金が高い中国語教室に通い続けていても、途中で料金が支払えないからと辞めてしまってはもったいないので、長期的な学習計画を立てたうえで中国語教室にかけられる予算をよく検討しておくことが大切です。
メリット:日本人の苦手とする中国語学習を理解している
中国語を日本人講師に学ぶメリットの一つに、「日本人の苦手とする中国語学習を理解している」といった点があります。
日本人の多くは中国語の発音や声調を苦手としている傾向が強いため、日本人講師はこれらの苦手箇所をどのように学習したら効果が上がりやすくて、理解しやすいかといったことを、」同じ日本人目線で指導法を工夫してくれる」のです。
中国語の基礎を、日本語でよく理解しながら学びたいという初心者の方は、日本語講師によるレッスンを受けたほうがよりメリットになる点が多いといえるでしょう。
デメリット:発音や声調にやや不安が残る
日本語講師の中には、ネイティブスピーカーのように流暢な中国語を話す人もいますが、やはりネイティブ講師に比べると「発音や声調に不安が残る」というデメリットがあります。
中国語学習の初級では、発音や声調が合っているかという判断がつきにくいため、知らないうちに癖のある中国語が身についてしまうことがあります。最初のうちは日本語講師からレッスンを受けて基礎を学び、少しずつ中国語に慣れてきたところでネイティブ講師やネイティブスピーカーの知人と話すことで、より正確な中国語の発音や声調を習得し、大きな自信につなげることができるでしょう。
まとめ
中国語学習だからといって、必ずしもネイティブ講師にレッスンを受けなければならないということではありません。今回ご紹介したように、人によっては日本人講師から中国語の基礎を学んだほうが合っているということがあるからです。それに、レッスンの受け方によってはネイティブ講師のレッスンを受けるよりも、効果が上がりやすいといったことがあります。
そのため、趣味で中国語を学びたいという方や、ある一定レベルの会話力を身につけたいという方は、日本人講師から中国語レッスンを受けるという方法も一つの選択肢といえるでしょう。