高い効果を得るために抑えておきたい中国語教室により異なる講師の指導システムについて
中国圏へのビジネス展開や中国語を使って仕事をしたいと思っている方に必ず必要になること、それが「中国語」です。
これから中国語をマスターしようというときは、中国語教室に通いながら中国語を学ぶことが多くなるでしょう。どういった中国語教室を選ぶのか、どういった中国語講師から指導を受けたいかなど、学習効果をより高めるためにはさまざまな要素をもとに慎重に中国語教室を選ぶことが大切になります。
中国語教室といっても、それぞれ指導方法が異なりますし、システムもさまざまです。そこで今回は、中国語教室の「受講システム」に注目して、自分に合った中国語教室の選びをするためにはどうしたら良いかを考えていきましょう。
中国語教室により異なる受講システム
一口に中国語教室といっても、中国語教室の数だけさまざまな指導法がありますし、自分に合ったレッスンの選択ができるか、頼れる講師に出会えるかどうかはその人次第といえます。
以下でご紹介する「受講システム」に関しても、「固定制・担当制の講師」、「選択制・指名制の講師」、「ランダム制の講師」など、どの受講システムを選択するかによって学習効果が大きく異なってきます。
それでは早速、それぞれの受講システムの特徴について見ていきましょう。
固定制・担当制の講師とは
「固定制・担当制の講師」とは、文字通り特定の講師が同じクラス、または同じ受講生の担当となって長期にわたりレッスンを受け持つシステムのことをいいます。
同じ講師が一定期間レッスンを受け持つことで、受講生それぞれの「進歩状況や学習効果をより把握しやすい」というメリットがあります。また、長い期間を同じ目標に向かって切磋琢磨するため、講師と受講生とのあいだで「信頼関係が結ばれやすい」というメリットもあります。
その一方で、固定制や担当制の講師に関するデメリットといえば、講師との信頼関係が築けない、指導方法が自分には合っていないと感じときでも、遠慮してしまい「担当講師の変更を申し出にくい」ということです。講師の変更を申し出たことで気まずくなり、教室に通うことも億劫になってしまうケースも少なくないからです。
選択制・指名制の講師とは
「選択制・指名制の講師」は、受講生が数名の講師のうち自分に合うと思われる講師を選択して、指名することができる受講システムのことです。
オンライン中国語教室など、講師の登録者数が特に多いような教室は、選択制や指名制の受講システムを取り入れていることが多いようです。
中国語講師を指名できる受講システムは、「受講者自身で選べること」が一番のメリットです。そして、レッスンを通して講師の教え方が自分に合っていないと感じたときには、「次のレッスンでは違う講師を指名できる」ということもメリットの一つです。
選択制・指名制の講師のデメリットは、選択制や指名制であることから「人気のある講師に予約が集中」してしまい、場合によっては「なかなか予約が取れない」ということです。自分の好きなときにレッスンを受けたいという人にとっては、講師の予約が取れないことがストレスになることもあるでしょう。
ランダム制の講師とは
「ランダム制の講師」は、中国語教室がレッスンごとに講師をランダムに振り分けることをいいます。
ランダム制の講師のメリットは、レッスンごとに講師が変わることから「毎回異なるスタイルの授業を受けられる」ということです。自分が話す中国語が一人の講師にしか伝わらないとなれば意味がないので、さまざまな相手に自分の中国語が伝わるかどうかを判断するためにはランダム制の受講システムを選んだほうが効果的です。
ランダム制のデメリットは、ある講師の指導法が自分には合わないと思っても、ランダムで振り分けられてしまうため「自分では回避のしようがない」ということです。そして、せっかく相性の良い講師に出会えても、「毎回同じ講師のレッスンを受けられるという保証はない」ということです。
まとめ
中国語教室の「受講システム」だけを見ても、教室選びで参考にできるポイントがたくさんあります。今回ご紹介したような受講システムの特徴やメリット、デメリットを把握したうえで、自分にとってどの受講システムが合っているかが判断できれば、自ずと中国語教室選びの選択肢を狭めることができるでしょう。