はじめての方が陥りやすい失敗!中国語を日本語で勉強することのデメリットとは?
はじめて中国語を勉強する人のなかには、「基礎が何よりも大切」であることにこだわり過ぎて一向に勉強が進まないという状況に陥ることがあります。
もちろん中国語では基礎が大切です。しかし、基礎をみっちり勉強する場合でも効率の良い方法で勉強をしたほうがより一層効果を得られやすいともいえるのです。
中国語を効率よく勉強するために覚えておきたいことの一つに、「中国語を日本語に訳しながら、日本語を頭に浮かべながら勉強することを極力避ける」ということがあります。
そこで今回は、どうしてこのポイントが大事になるのかを、「中国語を日本語で勉強することのデメリット」をもとにご紹介します。
中国語を日本語で勉強することのデメリット
中国語に限らず、日本語ではない言語を学ぶときには、どうしても母国語である日本語に頼って勉強をしてしまうことがあります。
しかし、日本語を軸にして他言語を学ぶということは非常に効率が悪く、場合によっては知識が豊富でも正しい中国語が話せないという悪循環に陥ってしまいます。正しい中国語を話すことができないと中国語を使ったコミュニケーションが図れないので、学習効果を感じにくくなってしまいます。
以下では、中国語を日本語で勉強することのデメリットについてまとめています。
デメリット(1)日本語で考えるという癖がつく
中国語を学ぶときに、他言語の単語をすべて日本語に訳してから暗記しようという人がいます。
何も分からない状態ではどうしても日本語に頼ってしまいがちですが、日本語に訳してから中国語を話そうとするとそれだけ時間がかかりますし、会話が不自然になってしまいます。日本語で訳してから中国語に置き換えることが習慣化してしまうと、「変な癖」がついてしまい、なかなか正しい習慣に戻すのは難しくなります。
日本語を全く考えずに中国語を話すことは困難であることから、絶対に日本語に訳してはいけないということではありません。ただし、基礎の段階で習得した中国語を実践で活かそうとするのであれば、「日本語に訳して考える頻度を少なくする」ことが大切です!
中国語を身体にしっかりと吸収させて、中国語の意味を無意識のうちに理解してスムーズな会話になるように努力を重ねるほうがより効果的です。
デメリット(2)正しい発音や声調が身に付きにくい
日本語で中国語を学習することのデメリットに「正しい発音や声調が身に付きにくい」ということがあります。
中国語には日本語にはない発音や声調がたくさんあるため、日本人がそれらを習得するのはとても困難を極めます。発音や声調が難しいことから聞こえた中国語を発音記号であるピンインの上に、日本語でフリガナをふる人もいます。しかしこれでは、日本語に近い発音ばかりを覚えてしまい、中国語独特の発音や声調を正確にマスターすることはまず難しいでしょう。
中国語の発音や声調を基礎からしっかり習得したいという方は、中国語の上に「日本語でフリガナをふるという方法は絶対に避ける」ようにしましょう。正しい発音や声調をよく聞いて何度も口に出すことで、それぞれの発音や声調がどういったピンイン表記にあたるのかをよく頭と身体でしっかりと理解することが大切です。
尚、発音や声調を思い浮かべたときに日本語ではなく、「ピンイン表記で思い浮かべる」ことができるようになれば、中国語をよく理解しながら勉強が進められているという証拠でもあります。
まとめ
今まさに中国語の上に日本語でフリガナをふっているという方は、すぐにでもその習慣をやめましょう!!
日本語を全く使わずに中国語を学ぶことはもちろん難しいことでもありますが、効果的に中国語を学ぶためには日本語で訳しながら勉強するよりも、中国語を理解しながら中国語で考えられるようになるのが理想的だからです。